ファチマの聖母マリア

悪魔の最後の戦い

われわれの時代のための黙示録的解答

教会用語および組織と人物の用語解説

教会用語および組織

Anathema:破門: カトリック信仰の何らかの教義を拒絶する者に対して為される断罪であり、それによってカトリック教会から追放される。

Apostasy:背教: カトリック信仰の完全な放棄。

Apostolate:使徒職: カトリック信仰のある局面を促進するための平信徒あるいは聖職者の組織化された活動。

Apostolic Nuncio:教皇使節:バチカン国務省に付属するバチカン国の外交的代表。

Apostolic See:使徒座:教皇職といくつかの仕事が委任されるバチカンにおける教皇のさまざまの直属の部下たちからなる聖座。

Arianism:アリウス主義: キリストが父なる神と同一実体であるという教義が否定された四世紀の異端

Canon:教会法:カトリック教会の法。

Canonical:教会法上の:カトリック教会の教会法あるいは法の、あるいは教会法に属する。

Communion of Reparation:償いの聖体拝領:ファチマでの御出現においておとめマリアによって指示されたように、神に対する神聖冒涜や罪そしておとめマリアに対する冒涜を神に償う意図をもって相応しく聖体を拝領すること。

Conciliar:公会議の:教皇によって認可され、世界の司教たちによって参加されたカトリック教会の総会の、あるいは総会に関係する;そしてより最近では、第二バチカン公会議(1962-65)の、あるいはそれに関係する。

Congregation for the Clergy:聖職者聖省:世界中の小教区あるいは在俗の司祭たちの活動がカトリック教会の信仰と道徳を固く守っていることを監督するローマ・クリア内部の省。

Congregation for the Doctrine of the Faith(CDF):信仰教義聖省:1967年のローマ・クリアの再編以前には、この省(ローマ・クリア内部の他のすべての省を監督した)は聖省として知られ、その長官は教皇であった。1967年以来、CDF の長官は一人の枢機卿長官であり、国務長官より低い地位である。

Consecrate:奉献する:一般に、ある事物あるいはある人物を一般のそして世俗の用途から聖なる用途へと分離すること、あるいは特定の人物(たち)あるいは(諸)事物を、祈り、典礼、そして儀式によって神の奉仕、あるいは祝せられたおとめマリアの奉仕へと捧げること。

Doctor of the Church:教会博士:すべてのカトリック教徒にとって尊敬に値する教師と考えられるべき者として、そしてはっきりと教皇の布告によって名指された彼/彼女の信仰の知識において非常に傑出したと考えられるカトリックの聖人。

Dogma:教義:教会によって不可謬的に決定された教説。それはカトリック教徒がカトリック教徒であるために信じなければならないものである。信仰の教義は教導権の荘厳、不可謬の決定のうちに含まれているものであり -- 教皇独りによって、あるいは聖なる公会議と共に教皇によって与えられる。

Ecclesia Dei Commission:神の教会委員会: 伝統的なラテン・ミサを「固く守る」人々の必要に奉仕するという明白な目的をもって設立されたバチカンの委員会、そしてそれは伝統的なミサにおいて礼拝することを望むすべてのカトリック教徒がそれに近づけるようにという教皇ヨハネ・パウロ二世の書簡 Ecclesia Dei において表明された教皇の望みを果たすのを助けることが考えられている委員会である。

Excardinate:管轄から分離する:司教のような彼の管轄権を持っている者の管轄から公式的に分離すること。カトリック教会は常に、管轄分離は正当な理由が存在しない限り、司祭あるいは助祭に対して否定され得ないという原則を維持してきた。

Heresy:異端:カトリック信仰のある一つあるいはそれ以上の教義の否定あるいは頑固な疑い。

Imprimatur:出版許可:あるカトリックの著作が信仰あるいは道徳に反する誤謬を含んでいないということを証明する司教あるいは他の教会権威者による承認のしるしあるいは声明。

Incardinate:管轄下に入れること: 司祭あるいは助祭を、その司教区の司教の、あるいはその修道会の上長の、合法的な命令に服従させて、カトリック教会のある特定の司教区に、あるいは認められた修道会に公式的に所属させること。

Indult:特免:特別な条件の下に与えられる、法からの除外あるいは法の緩和として、教会法の下で与えられる一つの特権、あるいは許可。

Latae sententiae:教会権威によって何らかのそれ以上の宣告の必要なしに自動的に働く教会法の下での罰のことを言うラテン語の文言。(例えば、中絶を引き起こすことにおいて実質的に助けるカトリック教徒の破門。)

Magisterium:教導職:教師を意味するラテン語 magister から出た言葉。教会の教導職、そして特に教皇が宣言することを信じるように明白に普遍的教会を縛る仕方で話す、教皇独りによって、あるいはそのような義務的な宣言を発するエキュメニカルな公会議においてすべてのカトリック司教たちと一緒に教皇によって、行使されるものとしての教導職。

Mary's fiat:マリアのなれかし: 神の御母であることへのおとめマリアの同意。マリアは大天使ガブリエルの出現の間に次のように言われたとき、それを表明なさった。「仰せのごとくわれになれかし。」

Motu proprio:「彼自身の行為によって」を意味するラテン語から。教皇の個人的な署名によって出され、ある特定の忠告あるいは命令を含んでいる教皇書簡を指している。これはより一般的な目的を持つ回勅から区別されなければならない。

Ostpolitik:東方政策:1962年にン国務長官によって実行され、彼の後継者たちすべてによって従われた政策。その下で教会は「対話」と「静かな外交」とのために共産主義諸政権に対するすべての非難と反対とを止めた。

Prefect:長官:バチカン聖省、委員会、事務局、あるいは聖座の他の省の長。

Roman Curia:ローマ・クリア:教皇の権威に従属するバチカンにおける教会の管理を助ける中央官庁。

Roman Pontiff:ローマ教皇: 教皇。

Schismatic:分離主義者:聖なるカトリック教会との一致から切り離された者 -- すなわち、すべての司教たちに対する権限(すなわち、司教たちおよび彼らの司教区におけるかれらの臣下たち[司祭、助祭等]に命令する権威)についての教皇の首位性を拒否するさまざまの正教会のメンバーたち。

Secretary of State: 国務長官:バチカン国家およびローマ・クリア内部のすべての省の業務を監督するバチカン・ディカステリー(国務省)の枢機卿長官。

Useful Idiot:役に立つばか:この協議事項がまた同様に彼らにも有害であるということを理解しないで、それを疑問視する誰をも非難しながら、第二党の協議事項を促進する人。レーニンはこの用語を、彼らの騙され易さと/あるいは勤勉さの欠如とを通じて実際に共産主義の目標を促進すべての非共産主義者と反共産主義者たちを記述するために、造り出した。

A person who promotes the agenda of a second party while denouncing anyone who questions it, not realizing that this agenda is also detrimental to them as well. Lenin coined this term to describe all non-communists and anti-communists who, through their being gullible and/or lacking diligence, actually advance the communist cause.

人物

Alonso, C.M.F., Father Joaquin Maria: ファチマの啓示に関する完全な批判的歴史を確立するために1966年にホアン・ヴェナンシオ司教によって委任されて、彼は次の十年間をファチマ記録文書を研究することに費やした。1975年には、少なくとも5,396のオリジナルの文書を含む各冊およそ800ページある24巻からなる彼の記念碑的な著作の出版の準備が整っていた。それ以来、22巻が出版を抑えられてきた。最初の2巻は1990年代にひどく編集された形で出版された。1981年12月12日死去。

Bertone, S.D.B., Archbishop Tarcisio: 1934年12月2日ローマ、カナヴェーゼ生まれ。1991年8月1日司教に叙階。1995年に教皇ヨハネ・パウロ二世によって信仰教義聖省秘書官として任命される。2002年12月現在、彼はなおこの地位を保持している。

Bianchi, Father Luigi: シスター・ルチアに会い、そしてポルトガル、コインブラの彼女の隠棲しているカルメル修道院で、他のこともいろいろあるが、第三の秘密について何度も彼女にインタビューし、そして話したと主張したイタリアの教区司祭。彼は最近2001年10月に彼女に会った。

Castrillón Hoyos, Cardinal Dario: 1929年7月4日、コロンビア、メデリン生まれ。1971年7月18日司教に叙階。1996年10月1日、教皇ヨハネ・パウロ二世の権威によって聖職者聖省長官の地位を引き受けた(2002年12月現在、彼はなおこの地位を保持している)。そして1998年2月21日に枢機卿に上げられた。Cardinal Castrillón Hoyosに関するさらなる情報に関しては「附録:ファチマ隠蔽の年代誌」における以下の記載を見よ:2000年6月5日、7月11/12日、7月14日、8月8日、10月16日、そして12月20日。

Ciappi, O.P., Cardinal Mario Luigi: 1909年10月6日イタリア、フィレンツェ生まれ。1977年6月18日司教に叙階。1977年6月27日教皇パウロ六世によって枢機卿に上げられた。そして1996年に死去。また教皇ヨハネ・パウロ一世およびヨハネ・パウロ二世の教皇つき神学者として奉仕した。

da Silva, Bishop José Alves Correia: レイリア・ファチマの第一司教。1944年にシスター・ルチアから第三の秘密の入った封筒を受け取った。1957年3月まで第三の秘密を手許に保持していた。1957年に死去。

do Amaral, Bishop Alberto Cosme: 1916年10月12日、ポルトガル、トウロ生まれ。1964年8月23日司教に叙階。1972年7月1日にレイリア・ファチマの第三司教として任命された。そして1993年2月2日に隠退した。

Forte, O.F.M., Bishop Antonio: 1928年7月9日、イタリア、ポッラ生まれ。1988年9月10日に司教に叙階された。そして1993年2月20日にアヴェリーノの司教に任命された。

Francisco Marto, Blessed: ファチマ御出現の3人の幻視者たちのうちの一人(1909-1919)。福者ヤチンタ・マルトの兄、そしてルチア・ドス・サントス(現在のシスター・ルチア)のいとこ。フランシスコは2000年5月13日に列福された。

François de Marie des Anges, Frère: ファチマ学者そして Fatima: Intimate Joy, World Event, a one-book summary of Frère Michel de la Sainte Trinité's 3-volume monumental work The Whole Truth About Fatima. In English Frère François' の著者。一巻は4冊本として出版されている。

Fuentes, Father: 1957年にヤチンタとフランシスコの列福調査副要求者であった。1957年12月26日にシスター・ルチアにインタビューしたが、その中で彼女は第三の秘密に触れた多くの重要な陳述を行った。このインタビューは1958年にArchbishop Sanchez of Vera Cruz, Mexico の出版許可とファチマの司教の証人を得て出版された。

Galamba de Oliviera, Canon José: 1943年9月にダ・シルヴァ司教に、シスター・ルチアに第三の秘密を書き下ろすように示唆することを確信させた。その当時シスター・ルチアは肋膜縁にかかっていた。そしてファチマの司教はルチアが秘密を明かさないまま死ぬのではないかと恐れた。

Jacinta Marto, Blessed: ファチマの御出現の3人の幻視者たちのうちの最年少(1910-1920)。福者フランシスコ・マルトの妹。そしてルチア・ドス・サントス(現在のシスター・ルチア)のいとこ。ヤチンタは2000年5月13日に列福された。

Lucia dos Santos, O.C.D., Sister: 1916年および1917年におけるファチマ御出現の3人の幻視者たちのうちの最年長。1907年3月28日生まれ。シスター・ルチアはポルトガル、コインブラにある隠遁修道院のカルメル会修道女である。彼女は2002年この書物の印刷された時点で95歳を越えている。

Magee, Bishop John: 1936年9月24日アイルランド、ニューりー生まれ。1987年3月17日司教に叙階された。そして教皇六世、ヨハネ・パウロ一世、ヨハネ・パウロ二世に仕えた。

Michel de la Sainte Trinité, Frère: ファチマの専門家そして祈念碑的な著作 The Whole Truth about Fatima (3 volumes, about 800 pages each)の著者。第三の秘密に焦点を当てた第三巻は多くの文書、目撃者、証言を引用しながら、1,150以上の脚注を含んでいる。

Oddi, Cardinal Silvio: 1910年11月14日、イタリア、ピアツェンツァ司教区生まれ。1953年9月27日司教に叙階された。1969年4月28日に教皇パウロ六世によって枢機卿に上げられた。1979年9月28日、教皇ヨハネ・パウロ二世によって聖職者聖省長官に任命された。1987年に隠退、そして2001年に死去した。

Ottaviani, Cardinal Alfredo: 教皇ピオ十二世、ヨハネ二十三世およびパウロ六世の教皇在位期間の間聖省長官。1967年2月11日に、彼は、ローマの教皇立マリア・アカデミーでの記者会見の間に、彼が第三の秘密を読んだこと、そしてそれは一枚の紙に書かれていたと証言した。また、第三の秘密について Neues Europa versionの出版を励ました。そしてミサのNovus Ordo 儀式の簡単な分析である The Ottaviani Intervention, の著者である。

Pasquale, S.D.B., Father Umberto Maria: 1939年以来シスター・ルチアを知っており、そして1982年までに彼女から157通の手紙を受け取った有名なサレジオ会司祭。彼は1978年にロシアの奉献に関してシスター・ルチアにインタビューした。そしてそのインタビューの内容を1982年5月12日にバチカン・シティで公表した。

Pierro, Bishop Gerardo: 1935年4月26日、イタリア、サン・セヴェリーノ、メルカート生まれ。1981年8月2日司教に叙階された。そして1987年2月28日から彼がサレルノの大司教に昇進した1992年5月25日までアヴェリーノの司教として奉仕した。

Ratzinger, Cardinal Joseph: 1927年4月16日、パッサウ司教区、ドイツ、イン河畔マルクトゥルの町に生まれた。1977年5月28日に司教に叙階された。1977年6月27日に教皇パウロ六世によって枢機卿に上げられた。そして1981年11月25日に教皇ヨハネ・パウロ二世によって信仰教義聖省長官に任命された。2002年12月現在で、彼は75歳を越えているけれども、彼はなおこの地位を保持している。ラッツィンガー神父として、彼は第二バチカン公会議で “peritus”(「専門家」)であった。そして1987年の最近にカトリック教会の「要塞」の抑圧を求めた。

Schweigl, S.J., Father Joseph: 第三の秘密についてシスター・ルチアに質問するために1952年に教皇ピオ十二世によって秘密の使命を託された。

Sodano, Cardinal Angelo: 1927年11月23日、イタリア、イゾラ・ダスティ生まれ。1978年1月15日司教に叙階された。1991年6月28日に教皇ヨハネ・パウロ二世によって枢機卿に上げられた。彼は75歳の通常の隠退の歳を越えているけれども、2002年12月現在、なおこの地位を保持している。ソダノは1998年3月25日に主要な異端者 Hans Küng を称賛した。国際犯罪法廷(International Criminal Court(ICC))を促進した。そして2000年6月27日バチカンにおいてミハイル・ゴルバチョフとの記者会見のホスト役を務めた。

Valinho, S.D.B., Father Jose dos Santos: シスター・ルチアの甥。

Venancio, Bishop Joao Piereira: 1904年2月8日、ポルトガル、モンテ・レドンド生まれ。1954年12月8日司教に叙階され、(そしてレイリア・ファチマの副司教に任命された)。1958年9月13日にレイリア・ファチマの第二司教に任命された。1972年7月1日に隠退した。そして1980年代半ばに死去した。1957年3月に、彼は第三の秘密の入った封筒を強い光にすかして見、そして秘密がおよそ25行分の長さであり、両端が75ミリ幅のマージンのある一枚の紙に書かれているということを注意深く記録した。

Venezia, Bishop: 1911年6月4日生まれ。1951年4月15日に司教に叙階された。そして1967年6月から1987年2月28日までイタリア、アヴェリーノの司教として奉仕した。

2005/07/16 三上 茂

目次

作成日:2005/07/16

最終更新日:2005/07/16

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