ファチマの聖母マリア

「神の忍耐の限度」

2000

附録 V

14のファチマ決議

私/われわれはここに、以下に示されているように、1994年11月8日から14日までメキシコ・シティにおいて開催された第二回司教世界平和会議で司教たち、司祭たちそして平信徒によって起草され、同意された決議に同意する。平和のために働くことをファチマの聖母の霊感に応えて私の個人的能力において署名した私は、私が署名した諸決議を読みました。そしてそれぞれの教義的な内容に同意し、それぞれの決議に含まれた真理が生きられ、その中に述べられた企てをいずれも私が個人的にするということを個人的に見ることを引き受けます。

  1. われわれ、署名した個々の平信徒、司祭たち、司教たちは、われわれの個人的な能力において、ここに聖なるローマ・カトリックの教導権、教皇ヨハネ・パウロ二世聖下の威厳のある人格、そしてとりわけ、教義的諸公会議、伝統、および、限定されたのではなく、使徒信条、ニケア信条、アタナシウス信条、第一バチカン公会議の信条、教皇パウロ六世の神の民の信条、第二バチカン公会議によって教導権の下に教えられた諸教説を含む承認された諸々の信条に対するわれらの忠誠を告白します。
    「教導権の下に」ということは -- すなわち、第二バチカン公会議諸文書における教会の通常のそして普遍的な教導権によって不可謬的に教えられている教説のことです。

  2. われわれは、忠実なローマ・カトリック教徒として、上の決議第一において表明されたように、また世界平和がファチマの聖母の完全な意味とメッセージへの従順を通じて以外にはもたらされないであろうということをも信じます。

  3. われわれは、ファチマの公的および預言的メッセージにおいて聖母がわれわれになされた特別の計画と要求を通じてマリアの汚れなき御心の勝利をもたらすためにわれわれができることをすることを引き受けます。そしてわれわれはそのことがわれわれの身分の義務の一部であると信じます。

  4. イエズス御自身が命令なさったように、あらゆる困難にもかかわらず、ファチマの聖母の完全なメッセージをそのことによって知らせるようにわれわれのできるあらゆることをし、告げることはわれわれの身分に従ってわれわれの義務です。

  5. われわれ、署名した者は、ファチマの聖母の要求を心に留めて、個人的に毎日ロザリオを祈ること、そして聖母に対するこの信心をわれわれの周りの人々に強く促進することを引き受けます。

  6. われわれ、署名した者は、われわれ一人ひとりがカルメル山の聖母の茶色のスカプラリオを身につけるようにというファチマの聖母の要求を心に留めて、個人的にスカプラリオを身に着け、また茶色のスカプラリオを信徒および神がわれわれの途上に置かれた善意の人々の間に促進することを引き受けます。

  7. われわれ、署名した者は、ファチマの聖母と神御自身が世界の中にマリアの汚れなき御心に対する信心を確立することを望んでおられるということを理解し、そして更に、聖母とわれらの主が特にわれわれにこの信心を喜んで採用することを望んでおられることを理解して、それゆえに、個人的に、聖母の汚れなき御心への奉献の個人的行為をすることを引き受けます。われわれはまた、それを、神がわれわれの途上に置かれた人々にも促進します。

  8. イエズスとマリアは五回の初土曜日およびマリアの汚れなき御心に対する償いの聖体拝領の実践を熱心に望まれましたから、われわれはファチマの聖母とイエズス御自身によって要求され説明されたように、この五回の初土曜日の信心を個人的にすることを引き受けます。われわれはまた、神がわれわれの途上に置かれた忠実なカトリック教徒に五回の初土曜日の信心を促進することを引き受けます。

  9. ファチマの聖母が世界に第三の秘密が公表されることを望んでおられますから、われわれ、署名した者は、それが公式に明らかにされるまで、第三の秘密の知識を -- 利用し得る最前の資料から -- 読み、研究し、配布するよう努力します。

  10. われわれはまた聖母の第三の秘密の実際の言葉の公開のために、聖母の教えに従って、うやうやしく請願します。

  11. イエズスとマリアがファチマ・メッセージの中で、真の平和が世界に与えられるのは、同じ日、同じ時間に教皇と一緒にすべてのカトリック司教たちによってマリアの汚れなき御心に対してなされるロシア、特殊的にロシアの荘厳かつ公的な奉献によってのみであるということを明らかになさっていますから、われわれ、署名した者は、長く望まれている奉献の行為をもたらすことを引き受けます。そのような行為(この奉献の行為を引き起こすための)は限定されるものではなく、次のことを含むでしょう:祈り、ロザリオ、この意向のためにイエズスとマリアに捧げられる犠牲、セミナー、シンポジウム、会議に参加すること、この奉献を促進するためにそのような会議を開催すること、奉献を促進するために諸々の書物、ビデオ、オーディオ・テープを平信徒、司祭たち、そして司教たちに行き渡らせること。

  12. われわれ、署名した者は、われわれが確証することができる限り、ラッツィンガー枢機卿が1984年11月に出版された雑誌 Jesus のヴィットリオ・メッソーリとのインタビューにおいて指摘されたように、聖書と教会において承認された諸々の御出現のうちに見出される第三の秘密の部分を含んでいる諸々の預言を知らせるように努力します。

  13. すべての人々が救われ、真理を知るようになることを神がお望みになる限り、そして1838年の承認された聖母の御出現において -- 聖母が、特にカトリック教徒たちの間での維持のために、そして非カトリック者へカトリック信仰を広めるために、マリアの汚れなき御心の緑色のスカプラリオを啓示なった限り、そして、神が汚れなき御心に対する信心を世界中に確立することを望んでおられる限り、われわれ、署名した者は、都合のいいときには、世界の男女、子どもたちの間に出来る限り広く緑色のスカプラリオを普及させ、他の人々が同じことをするよう励まし、すべての非カトリック者の回心と霊魂を救うためにそのように必要である、すべてのカトリック教徒のカトリック信仰の維持のためにその中で指摘されている祈りをする決心をします。

  14. 聖母を喜ばせたいというわれわれの望みの見地から、ロシアの奉献が毎年12月8日の無原罪の御宿りの祝日に教皇と世界のすべてのカトリック司教たちによって更新されますように、われわれ、署名した者は、上述の日にこのロシアの奉献がなされることをうやうやしく求めます。

目 次

2005/12/15 三上 茂 試訳

作成日:2005/12/15

最終更新日:2005/12/15

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