ファチマ・クルーセイダー

ファチマのシスター・ルチアとの真正の預言的インタビュー

The Fatima Crusader Issue 79, Spring 2005 Special Edition より

フエンテス神父による報告

これまで以上に、われわれは、シスター・ルチアがバチカンにおける当局者たちによって公式に沈黙させられる前に、世界が彼女自身の口から受け取ることができた最後の陳述であるファチマのシスター・ルチアのこれらの非常に重大な、最も荘厳な警告と陳述とを熟考しなければならない。1960年以来、シスター・ルチアへの接近はごく少数の外部の人々に厳しく限定された。そして、彼女自身は、第三の秘密およびロシアの奉献について再び決して自由にそして公的に話すことを許されなかった。さまざまの人々が1980年代後半そしてそれ以後、彼女が彼女の以前の陳述を否定したと主張し、そして/ あるいは、彼女が彼女の以前の証言を否定したと主張した -- しかし、彼女がそれ以後に生きたすべての年において、ラッツィンガー枢機卿もバチカンにおける他の誰も、彼女の沈黙の命令、あるいは彼女への制限された接近を解除したことはないし、また彼らはソダノ/ ラッツィンガーの党路線を確証するために彼女を公の席に出さなかった。


「昨年(1957年)12月26日に私がシスター・ルチアとした最後の会話についてあなたたちに告げることだけを私は望んでいます。私は彼女の修道院で彼女に会いました。彼女は非常に悲しんでおり、非常に青ざめそしてやつれていました。彼女は私にこう言いました。」

「誰一人何の注意も払いませんでした」

「神父様、いとも聖なるおとめは御自分のメッセージに対して善人も、悪人も、誰も何らの注意も払わなかったので、非常に悲しんでおられます。善人は彼らの道を続けていますが、しかし聖母のメッセージには何らの注意も払わないで、です。悪人は、彼らの上に実際に降りかかってくる神の罰を見ないで、メッセージについては注意を払うことさえなしに彼らの罪の生活を続けています。しかし、神父様、私を信じてください、神は世界を懲罰なさろうとしておられます。そしてこの懲罰は恐るべき仕方で為されるでしょう。天からの懲罰は間近です。」

秘密は明らかにされなかった

「神父様、1960年が来る前にどれだけの時間があるでしょうか? もし前もって世界が祈り償いをしないならば、すべての人にとって悲しいことでしょう、一人もまったく喜ばないでしょう。私は何らかの別の詳細を与えることはできません。なぜなら、それは今なお一つの秘密だからです。いとも聖なるおとめの意志に従えば、ただ教皇様とファチマの司教様だけが秘密を知ることを許されています。しかし彼らは、影響を受けないように、それを知らないことを選びました。」

「これは1960年まで秘密のままにとどまるでしょう聖母のメッセージの第三の部分です。」

神の鞭、ロシア

「神父様、いとも聖なるおとめが私のいとこ、フランシスコとヤチンタ、そして同様に私自身に、多くの民族が地の面から消え去るでしょうと告げられたということを彼らに告げてください。聖母はもし私たちが前もってあの哀れな国(ロシア)の回心を手に入れていないならば、ロシアが世界を罰するために天によって選ばれた懲罰の道具となるでしょうと言われました。」

マリアとサタンとの間の「決定的な戦い」:
奉献された霊魂たちと司祭たちの堕落

「シスター・ルチアはまた私にこう告げました」:

「神父様、悪魔は祝せられたおとめに対する一つの決定的な戦いに従事する気分になっています。そして悪魔は神に背くものが何であるか、そして短期間に彼のために多数の霊魂たちを獲得することがどれであるかを知っています。このようにして悪魔は神に奉献された霊魂たちを征服するためにあらゆることをしています。なぜならこのようにして、悪魔は彼らの指導者たちによって見捨てられた信徒の霊魂を去らせることに成功し、そのことによってもっと容易に彼らを奪い取るでしょうから。」

「マリアの汚れなき御心とイエズスの聖心を苦しめるものは修道者たちと司祭たちの霊魂の堕落です。悪魔は彼らの美しい使命から堕落した修道者や司祭たちが無数の霊魂たちを地獄へと引きずって行くことを知っています....悪魔は奉献された霊魂たちを手に入れることを望んでいます。悪魔は平信徒の霊魂を眠りへと誘うために彼ら[修道者や司祭たち]を堕落させ、そしてそのことによって彼らを最終的な悔い改めをしないことへと導こうと努めています。悪魔は修道生活へ入ることを遅らせる暗示を与えるところまで行きさえして、あらゆる計略を採用します。このことから結果することは内面的生活の不毛であり、そして平信徒の間では、諸々の快楽の断念や神への全面的献身という主題に関する冷淡さ(熱意の欠如)です。」

ファチマのシスター・ルチアとの真正の預言的インタビュー

  • 多くの司祭の脱落を予告した。
  • もしわれわれが間に合うように耳を傾けないならば、「地の面から」多くの民族が文字通り絶滅させられることを予告している。
  • 第三の秘密は1960年に明らかにされるべきであった。
  • 神は全世界を罰するためにロシアを用いられるであろう。
  • 善人も悪人もいずれもファチマに注意を払わない。
  • すべての人を地獄に落とすためのサタンの戦略的な計画。
  • ヤチンタとフランシスコの聖化の秘密。
  • 回心の緊急性。
  • 神は世界を懲罰する前に最後の救済策を提供なさった。
  • われわれが終わりの時にいることを示す諸々の印!
  • 聖なるロザリオの顕著な力。
  • 教皇、あなたの司教、あるいは修道会からの償いと祈りの呼びかけを待ってはならない。
  • 今あなた自身で始めなさい。

ヤチンタとフランシスコを聖化させたもの

「また彼らに告げてください、神父様、私のいとこのフランシスコとヤチンタは、いとも聖なるおとめのすべての御出現において、彼らが常に聖母が非常に悲しんでおられるのを見たがゆえに、自己犠牲を行いました。聖母は私たちに決して微笑まれませんでした。私たちが聖母のうちに認めたこの悲しみ、この苦悩は私たちの霊魂を貫きました。この悲しみは神に対する諸々の背きと罪人たちを脅かす罰によって引き起こされています。そしてそのように、私たち子どもたちは祈り、犠牲をするさまざまの方法を発明する以外に何を考えるべきか、知りませんでした。」

これらの子どもたちを聖化したもう一つの事柄は地獄の幻視を見ることであった。

シスター・ルチアの使命

「神父様、それが、私の使命が世界に、もし世界が前もって祈らず、悔い改めないならば、確実に来るはずの物質的な罰を示すことではない理由です。いいえ!私の使命はすべての人に、もし私たちが罪のうちに頑固に留まるならば、全永遠にわたって私たちの霊魂を失うという差し迫った危険に私たちがいるということを示すことです。」

回心の緊急性

シスター・ルチアはまた私にこう言いました」:

「私たちは教皇様の側でローマから償いをするようにという世界に対する訴えを待つべきではありません。また私たちは私たちの司教区において私たちの司教様から、あるいは修道会から来る償いへの呼びかけを待つべきではありません。そうではありません!われらの主はすでに非常にしばしばこれらの手段をお用いになりました。そして世界は注意を払いませんでした。だからこそ、今私たち一人ひとりにとって自分自身を霊的に改革し始めることが必要なのです。各人は単に自分自身の霊魂を救わなければならないだけでなく、また神が私たちの道に置き給うたすべての霊魂たちを助けなければなりません。」

「悪魔は私たちの気を散らせ、私たちから祈りに対する愛を取り去るために力の及ぶ限りあらゆることをします。私たちは一緒に救われるか、それとも一緒に地獄に落とされるか、でしょう。」

終わりの時

「神父様、いとも聖なるおとめは、私たちが世の終わりの時にいると私に告げられませんでした。聖母はこのことを三つの理由で私に理解させてくださいました。」

最終的な戦い

「第一の理由は、聖母が、悪魔はおとめに対する一つの決定的な戦いに従事する気分になっていると私に告げられたからです。そして決定的な戦いとは、そこで一方の側が勝利し、他方の側が敗北を喫する最終的な戦いです。また今からは、私たちはどちらかの側を選ばなければなりません。私たちは、神のためにあるか、それとも悪魔のためにあるか、そのどちらかです。他のいかなる可能性もありません。」

最後の救済策

「第二の理由は、聖母がいとこたち並びに私自身に、神は世界に二つの最後の救済策をお与えになっていると言われたからです。これらの救済策とは、聖なるロザリオとマリアの汚れなき御心に対する信心です。これらは他の救済策はないであろうということを意味する最後の二つの救済策です。」

聖霊に反する罪

「第三の理由は、神の摂理の御計画において、神は、世界を懲罰しようとなさる前に、常に他のすべての救済策を使い尽くされるからです。ところで、神が世界は何であれいかなる注意も払わないということを御覧になるとき、そのとき、私たちが不完全な話し方で言うように、神は『ある恐れ』と共に私たちに救いの最後の手段、すなわち、御自分のいとも聖なる御母、を提供なさいます。それは『ある恐れ』と共にです。なぜなら、もしあなたがこの最後の手段を軽蔑し退けるならば、私たちはもはや天から許しを得ることはないでしょうから。なぜなら、私たちは福音書が聖霊に反する罪と呼ぶ一つの罪を犯したことになるでしょうから。この罪は完全な知識と同意をもって、神が提供なさる救いを公然と拒絶することに存します。イエズス・キリストが非常に善なる御子であり、私たちがイエズスのいとも聖なる御母に背き御母を軽蔑することをお許しにならないということを思い起こしましょう。私たちは教会史の多くの世紀を通じて、われらの主イエズス・キリストが御自分の御母の栄誉をどのように常に守られたかを、御母の栄誉を攻撃した人々に下されてきた恐るべき懲罰によって証明された明白な証言を記録してきました。」

祈りと犠牲、そして聖なるロザリオ

シスター・ルチアは私にこう語りました」:「世界を救うための二つの手段は祈りと犠牲です。」

聖なるロザリオに関してシスター・ルチアはこう言いました」:「見てください、神父様、いとも聖なるおとめは私たちが生きているこの終わりの時に聖なるロザリオを唱えることに一つの新しい効果をお与えになりました。聖母は、私たち一人ひとりの、私たちの家庭の、世界の家庭の、あるいは修道者の共同体の個人的生活において、あるいは人々や諸民族の生活においてさえ、それが、地上的なものであれ、あるいはとりわけ霊的なものであれ、どれほど困難なものであろうとも、ロザリオによって解決され得ない問題は何もないというそのような程度にまで、この効果をお与えになりました。それがどれほど困難であろうとも、私たちが聖なるロザリオの祈りによって解決し得ない問題はない、と私はあなたに申し上げます。聖なるロザリオでもって、私たちは自分自身を救うでしょう。私たちは自分自身を聖化するでしょう。私たちはわれらの主をお慰めし、そして多くの霊魂の救いを手にするでしょう。」

マリアの汚れなき御心に対する信心

最後に、私たちのいとも聖なる御母、マリアの汚れなき御心に対する信心は聖母を慈悲、善そして許しの座として、そしてそれによって私たちが天国へと入る確実な扉として考えることに存します。

編集者注:

1957年12月26日にメキシコの司祭、フエンテス神父に対してシスター・ルチアによって与えられたこのまことに真正のインタビューは、特に今日、非常に重要である。われわれはこのインタビューの時代にまで47年以上も遡って振り返って見る利益と共にシスター・ルチアがどのように正確にそのように多くの司祭たちや修道女たちの離反や裏切りを眺めていたかを見るのである。シスター・ルチアのこの嘆願は今日、われわれすべてにとって、彼女がそれを1957年に与えた時よりもより時宜に適ってさえいる。

ファチマの公式文書保管者アロンソ神父は1975年に、このインタビューの真理を検証し、真なるものと保証した。このインタビューについてのより詳しい情報については、 Frere Michel de la Sainte Trinite , The Whole Truth about Fatima , Vol. III: The Third Secret, Part One, Chapter X を見てください。

それが最初にフエンテス神父によって公表されたとき、それは世界中の信徒の多くから広範な関心を呼び起こした。しかしながら、この重大なメッセージの勇敢な公表の結果として、フエンテス神父は、シスター・ルチアが1948年以来住んでいたコインブラ司教区における何人かの匿名の当局者たちからのまったくそれに値しないそして前例のない迫害を受けた。

フエンテス神父弁護される:

バチカン自身から、そして他のクリアにおけるより最近の過去におけるさまざまの似たような出来事の光に照らしてみて、われわれは1959年7月2日にコインブラにおいてクリアのある無名の当局者が、フエンテス神父の報告が真実ではなかったと言っている一つの声明を世界の報道機関に公表したということを知ってもそれほど驚かされるべきではないであろう。常識は法の諸原理と同様に、一人の匿名の当局者によって為された声明はいかなる真の権威ある価値をも持たないということをわれわれに示している。これは、宣告や行政的な規則を作るすべての法、そして権威は当局者が彼の公式的な行為のための個人的責任を取ることに基づいているからである。もし「権威」が彼の名前を与えないならば、それは、彼が彼の行動、行為そして宣言に対して個人的な責任を引き受けないということを意味している。そのようなすべての匿名の行為はこのように法においてはまったく無効である。

メキシコにおいて、ヴェラクルスの大司教マヌエル・ピオ・ロペス閣下はフエンテス神父を弁護した。グアダラハラの大司教、ホセ・ガリビ・イ・リヴェラ枢機卿もまた名前を明かさない司教区の当局者たちの正当化できない攻撃に対してフエンテス神父を公的に弁護した。このことをしたこれらの人々が誰であろうと、われわれはそれが枢機卿あるいは大司教ではあり得ないということを知っている。なぜなら、そのクリアには枢機卿も大司教もいなかったからである。またコインブラのクリアのこの甚だしく誤らせる声明の著者たちは自分たちの名前を明らかにする勇気を決して持たなかったのである。

1971年におけるファチマの司教のための公式の公文書保管人であるアロンソ神父は最初、コインブラのクリアの「公式的な」立場を採用した。しかしながら、彼もまた、その問題を深く研究した後に、1976年までにフエンテス神父を弁護するようになった。彼はそのときこう言った:「正当にフエンテス神父に帰し得る唯一のものである真正なテキストは私の見解ではコインブラの非難の所見を引き起こすようなものを何ひとつ含んでいない。まったく反対に、それはキリスト教の人々を敬虔に教化するに非常に適している一つの教説を強化する。」

アロンソ神父は1971年から1976までシスター・ルチアと話す多くの機会を持っていた。それゆえ彼はこの問題についてのより正確な理解を持つことができた。彼は1976年までに、フエンテス神父もシスター・ルチアもいずれも、われわれが上に公表した1957年のこの陳述によって世界を誤り導いたことはないということを知っていた。

典拠:

この問題は Frere Michel de la Sainte Trinite によって、彼の The Whole Truth about Fatima シリーズの第三巻において詳細に文書によって証明された。

2005/07/26 三上 茂試訳

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作成日:2005/07/26

最終更新日:2009/03/02

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