ファチマ・クルーセイダー

神の摂理

「聖母は一つの霊魂のために私をはるばるスペインまで導かれた」

The Fatima Crusader Issue 84, Winter 2006

スーザン・ヴェナリは彼女が会議で目撃したこの美しい物語をこう話している

聖母は世界平和のための最後のチャンス会議に出席した人々に、彼らの心を感動させ、彼らに洞察を与えそして彼らを鼓舞した短い時間をお恵みになりました。ある時には講演者たちの一人からの一つの意見が聴き手の心を打ち、他の時にはファチマ[巡礼]の地への一日旅行が見学者たちの魂に届くのを助けました。

グループはある日の午後ポンテヴェドラにあるドロテア会修道院へ出かけました。そこは幼子イエズスが五回の初土曜日についてシスター・ルチアに話された場所です。バスは修道院からかなり離れた所に駐車しました。そしてグループは修道院へ向かって町を通り抜けて歩き始めました。一人の平信徒とスータンを来た司祭がグループのしんがりをつとめながら、話していました。

その司祭はある街角から彼に呼びかける一つの声を聞きました。彼は振り返り、そして壁際に寄りかかっている一人のホームレスの人を見ました。ところでその司祭はアメリカ人でしたが、しかし彼はスペイン語を話しました。彼はその人のところまで行き、[彼と一緒にいた]平信徒の人がかなり離れたところで注意して見ている間、その[ホームレスの]人と話しました。

その人は病気で肝硬変で死にかけていました。彼は司祭に祝福を求めました。この苦しんでいる霊魂のために最大限の配慮をこめて司祭はその人に、告解をしたかどうか尋ねました。その人は弱々しく首を振りました。彼は告解をしていませんでした。

スータンのポケットに手を入れて司祭は小さなストール[=司祭が告解を聴く時に着ける帯状の布]を取り出し、自分の首に掛け、その人に告げました。「あなたの告解を聴きましょう。」そしてそのようにして希望あるいは慰めを失っていたその可哀想な人は永遠の宴のために彼の霊魂を装わせるのを助けた一人の司祭に彼の諸々の罪を囁いたのでした。

司祭がグループに戻ったかなり長い数分間彼の目は涙に濡れていました。一緒に歩いていた彼の仲間に最後に彼が話したとき、彼は単純にこう言いました:

「聖母は一つの霊魂のために私をはるばるスペインまで導かれた。」

2007/02/13 三上 茂 試訳

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作成日:2007/02/13

最終更新日:2007/02/13

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