ファチマ・パースペクティヴズ

526号

世界中にロシアはその諸々の誤謬 - そしてその毒 - を広めるであろう

2006/11/30

クリストファー・A. フェララ

(「実践的キリスト教徒」)ウラディーミル・プーチン体制のロシアの批判者たちは一つのことを共通に持っていると思われる:[プーチンの]キリスト教の実践に対する彼らの反対に加えて、突然の死への一つの傾向という点である。調査好きのジャーナリストたちそしてかつてクレムリンにいて国外追放されたプーチン批判者たちは処刑のスタイルで射殺され、あるいはレストランの食事を摂った直後に致命的な中毒に倒れてきた。

別のプーチン批判者であるロシアのジャーナリスト、アンナ・ポリトフスカヤの殺人を調査している間にロンドンに亡命していた元 KGB 秘密情報員のアレキサンダー・リトヴィネンコの目を見張る事件を取り上げてみよう。全世界は、今(ウィキペディアに従えばシアン化カリ水素の2500億倍)有毒である致死的放射性アイソトープ、ポロニウム 210 と思われるものを摂取した後にロンドンの病院においてリトヴィネンコ氏が非常に苦しんで死んだことについての記事を読んだばかりである。

ところでポロニウム 210 は人が最寄りの毒物販売店で買うことができる代物ではない。それは核反応炉を含む最も精巧な装置をもってのみ製造できるものである。ポロニウム 210 は、この場合、リトヴィネンコの組織のうちに実際に大量の物質を明らかにした、利用し得る最も感度のよい探知技術をもって特別に探すのでなければ実際に探知することは不可能である。それゆえに、リトヴィネンコの死は「国家がスポンサーとなった暗殺」であると絶叫しているのである。

リトヴィネンコはロシアを爆破する Blowing up Russia内部からのテロ Terror from Within 、そしてルビヤンカ出身のギャング Gang from Lubyanka を著した者として、かの実践的キリスト教徒[プーチン]の特に効果的な批判者であった。これらの書物はプーチンが KGB の新しいバージョンである FSB の援助を得てロシアにおいて権力を獲得したこと、またテロリズムの脅威からロシアを救うであろう「恐れを知らない指導者」としての彼の支配を確実なものとするためにプーチンがモスクワのアパートの建物をテロリストが爆破したというインチキを画策したことを記録にとどめている。実際、プーチンはロシアの諸地方における知事の民主的な選出を排除し、クレムリン権力を全般的に強化したことを正当化するためにテロリズムの亡霊を用いたのであった。すべての独裁者たちと同様に彼は、恐怖 - 彼自身が創り出している恐怖 - の土台の上に彼の権力を固めているのである。

放射能の毒のために死の床に横たわっているときに、リトヴィネンコはプーチンを彼の殺人者として公然と非難しながら、世界にこの哀れを感じさせる声明を発した:

しかし私がここに横たわっているとき、私は死の天使の翼の羽ばたきをはっきりと聴くことができる...あなたは私を沈黙させることにおいて成功するかもしれない。しかしその沈黙は相当高価なものとして来る。あなたは、あなたの最も敵対的な批判者たちが主張してきたように、あなた自身を野卑で冷酷な者であるとを示した。あなたは生命、自由あるいは何らかの文明化した価値に対して何らの尊敬の念も持っていないことをあなた自身示した。あなたはあなたの職務に相応しくないこと、教養ある男女の信頼に相応しくないことをあなた自身示した。あなたは一人の男を沈黙させることに成功するかもしれない。しかし、プーチン氏よ、あなたの生涯の残りの間あなたの耳の中で世界中からの抗議のわめき声が反響するであろう。私に対してだけでなく、愛すべきロシアとその人民とに対してあなたがしたことを神があなたを赦し給わんことを。

そして神が、EWTN、Catholic Answers そしてブルー・アーミーのような組織を運営しているカトリックの成員たちを赦し給わんことを。これらの組織は1984年の存在しなかった奉献以来「ロシアの回心」について22年以上にもわたってカトリック教徒を欺いてきたのである。

アレキサンダー・リトヴィネンコが彼の死の床で、ロシアが今神を認めない独裁者の鞭打ちの下に苦しんでいると語ったロシアについて真実を語ることに失敗したことに対して彼らは恥ずべきである。これは「あの哀れな国」の「回心」ではなくて災難である。この国はひとたび奉献が、聖母が要求なさったようになされるならば実際に起こるであろう真に奇跡的な変化をなお経験すべきなのである。

一方において、奉献および第三の秘密についての真実がイタリアにおいて、一つの大きな仕方において、今や明らかになりつつある。この非常に重要な展開に関してその詳細は私の次の論攷において触れるであろう。

作成日:2007/02/02

最終更新日:2007/02/02

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