ファチマ・パースペクティヴズ

531号

まず天を支配せよ、次には何を?

2007/01/25

ジェームズ・W. バニスター、B.A., LL.B.

共産主義中国の指導者たちについて一つのことが理解されなければならない。彼らは専門的な嘘つきである!けれども、われわれ西欧人が理解していないことは中国人の嘘のつき方である。彼らはわれわれに黒が白であると告げる。しかしわれわれが彼らを信じるように誘惑されるほどにそのように間接的な、疑惑を除くような、一見もっともな仕方でそうするのである。騙されてはいけない!

今週北京は、中国人が彼らの古い気象衛星の一つを撃ち落とした一つのミサイル実験を世界が気づかざるを得なかった一つの出来事について何らかの弁明をしなければならなかった。「あなたがたは何をしているのか?」とアメリカ人と日本人は訊ねた。ほとんど沈黙の二週間後に、共産主義者たちは彼らがしたことを認めた。しかし、彼らは宇宙空間における軍備競争には反対であると言った。騙されてはいけない!

外務省スポークスマン、リュウ・ジアンチャオは、実験はいかなる国をも標的にしていなかったとつけ加えながら、記者会見で「中国は宇宙空間の武装化やいかなる軍拡競争にも反対してきた」と語った。彼は続けてこう述べた:「第二の実験のいかなる計画も自分は知らない」。(強調は筆者)「強調されなければならないことは、中国が常に宇宙空間の平和利用を主張してきたということである」と彼は述べた。そこには大きな嘘がある!

リュウ氏がいかなる計画もないと言わなかったことにどうか注目してください。彼はただ自分はそのどれをも知らないと言っただけである!

実際、中国の実験は宇宙空間における軍拡競争の始まりを示している。Jane's Air-Launched Weapons の編集者に従えば、中国の実験は「一つの明白に軍事的な、他のいかなる仕方でも回転させられない非常に挑発的な出来事(強調は筆者)である。それゆえ、そのことの一つのありのままの評価はそれが一つの大きな太った挑発であるということである。」

その実験を最初に報道した Aviation Week はその衛星が弾道ミサイルから発射された一つの運動する撃墜手段によって撃ち落とされたと述べた。アナリストたちはその実験はアメリカのスパイ衛星が撃ち落とされ得る、このようにして合衆国の防衛体系に脅威を与えるという可能性を高めていると述べた。

もちろん、中国はこの技術を持った最初の国でも唯一の国でもない。合衆国軍隊は1980年代以来衛星を撃ち落とす能力を持っていた。10月にジョージ・W. ブッシュ大統領は敵対的な目的のために宇宙空間に接近する敵を否定する合衆国の権利を主張する命令に署名した。

それゆえ、「宇宙空間の平和利用」について彼らが何と言おうと、中国人たちは、世界を民主主義、進歩そして繁栄のためのより安全な場所にしている - とわれわれは考えたいが - 合衆国の軍事的優勢に明白に挑戦しているのである。

繁栄について話すならば、中国人たちがそれについて考えてきたに違いない他のある事柄がある。台湾 - 中国人はそれが中国の一部であると主張している - の近くでの最近の地震は数週間にわたって電話とインターネット通信を混乱させた。衛星が電話の呼び出しやデータを再生し、気象状況を調査するために用いられるがゆえに、宇宙空間における潜在的な葛藤は産業化された世界経済の多くを危機に陥れるであろう。

空を支配せよ、そうすればあなたはその下の土地を支配することができる。天を支配せよ、そうすればあなたは地を支配することができる。それが中国人の計画である。騙されてはいけない!

作成日:2007/01/26

最終更新日:2007/01/26

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