聖母マリア讃歌

主われになせり

(マニフィカット)

(おりかえし)主われになせり、妙なるみわざ、聖なるみ名よ。/わが魂(たま)は主をあがめ、わが心主によりていとも喜ぶ。卑しきを見給いたれば、人我をめでたき者と 称(とな)うべし。主のなせし妙なるみわざ、聖なるみ名よ。おん憐れみ世々に及びて、主を畏(おそ)る 人の上(え)にあり。み腕(かいな)の力あらわし、傲(おご)れるを打ち散(ちら)し。激しきをくつがえし、 貧しきを高くあげ。飢えたるを飽かしめて、富みたるを空しゅうす。おん憐れみ忘れ給わず、その僕(しもべ)

イスラエルをあげ給い。わが父祖に与え給いし契りをば、及ぼし給えアブラハムとその末に。み栄えの父と子と聖霊にあれかし、 始めにありし如く今より代々に至るまで。

「カトリック聖歌集」より:336番 p.192

ボッティチェリ:マニフィカトの聖母


あめのきさき

(ルルドの聖母)

    (あめ)のきさき 天の門

    うみの星と輝きます

    (おりかえし)アヴェ アヴェ アヴェマリア(復唱)

    百合の花と 気高くも
    咲き出(いで)にし 聖(きよ)きマリア

    (くす)しきばら 芳(かぐ)わしく

    恵みたもう 愛のみ母

    病める人に 慰めを
    恵みたまえ 愛のみ母

    行く手示す あけの星
    導きませ み母マリア

    神のみはは わが望み
    今もいつも 守り給え

「カトリック聖歌集」より:322番 p.216

聖母子(イコン)

愛のみはは

    愛のみははよ わが喜びよ
    身をも魂(たま)をも 君に捧げん

    (おりかえし)いつの日にか 見(まみ)え奉(まつ)らん

    花咲きにおう ゆかしみ園

    暗き夜(よ)あれて 風ふき荒(すさ)み
    わななく魂(たま)は み手に頼らん

    なみだの谷を 去りてみ母の
    胸にやすらう時ぞ 待たるる

    その日我身(わがみ)も 汚れとどめず

    こころ清めて み許(もと)にゆかん

「カトリック聖歌集」より:316番 p.183

薔薇の生け垣の聖母


あまつみはは

    あまつみはは 聖マリア

    まごころもて 世の子らが
    ささげまつる たたえ歌
    きよきしらべ 受けたまえ

    み手にいだく みどり子を
    そだてましし いつくしみ
    あまつかみも よろこびて
    たかきみ名を たまいけり

    いとしきみ子 すこやかに

    そだちませば いけにえと
    ささげたもう おんははの
    奇しきみわざ ほめよかし

「カトリック聖歌集」より:302番 p.169

神の御母

救い主を育てた母

(アルマ・レデンプトリス・マーテル)

    すくいぬしを そだてたはは

    ひらかれた てんのもん
    ひかりかがやく うみのほし
    たおれるものに はしりより
    ちからづけて くださるかた
    すべてのものが たたえるなかで
    つくりぬしを うんだかた
    ガブリエルから ことばをうけた

    とわのおとめよ いのりたまえ

    われらのために いのりたまえ

    「典礼聖歌」より:372番 p.432

絶えざる御助けの聖母


野ばらのにおう(ロザリオの珠)

    野ばらの匂う ルルドの岩屋
    ファティマの丘の 楡のはやしに
    現われましし み母のみ手に
    揺ぎかかれる ロザリオの珠

    いばらの山路 なみだの谷に
    歩みもまどう 世のもろ人に
    さしのべ給う 救いのみ手に

    清くかがやく ロザリオの珠

    お告げの恵み しもとの責苦
    甦がえります 主のみ栄えを
    こころの内に くり返しつつ
    手にぞま探る ロザリオの珠

「カトリック聖歌集」より:374番 p.212

ファティマの聖母

われらの母なる

    われらのははなる めぐみのマリア
    みもとにつどえば ひとみなたのし
    なみだのたににも はなさきみだれ
    かおりもゆかしく よろこびみたす

    いばらのかむりに ちしおはながれ
    みはははつるぎを たえさせたもう
    なみだのたににも はなさきみだれ
    かおりもゆかしく よろこびみたす

    かなしきうきよの なやみはさりて
    たたえのほめうた ひまなくひびく
    なみだのたににも はなさきみだれ

    かおりもゆかしく よろこびみたす

    めでたしみめぐみ あふるるみはは
    いまわのときにも いのりたまえよ
    なみだのたににも はなさきみだれ
    かおりもゆかしく よろこびみたす

    「典礼聖歌」より:617番 p.395

グアダルーペの聖母


きよきおとめとて(天使祝詞)

    きよきおとめとて おみなのうちより
    えらばれたまい みははとなりたり
    めでたしマリア めぐみみちみてり

    いまもいまわも いのりたまえよ

    やどりたまいしは よをあがなうかみ
    ほろびゆくみを すくいたまいけり
    めでたしマリア めぐみみちみてり
    いまもいまわも いのりたまえよ

    よのおわりまでも みことみははこそ
    かみのみなよぶ そのこえかわらじ

    めでたしマリア めぐみみちみてり

    いまもいまわも いのりたまえよ

    あしたにゆうべに まひるにうれしき
    おつげのかねの いのりのひととき
    めでたしマリア めぐみみちみてり
    いまもいまわも いのりたまえよ

「カトリック聖歌集」より:620番 p.398

聖母

作製日:97/07/27

最終更新日: 03/12/27

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